MAILLOL
マイヨール彫刻作品集
マイヨール彫刻は、増浦が本来目指していた写真家としての第一歩を踏み出すきっかけとなった。柔らかな曲線で表現された豊かな肢体は、美しい旋律のように完璧なハーモニーを奏で、見る人の心に響く。当時パリで孤独と絶望の日々を送っていた増浦に、それは限りなく優しく語りかけてきたのであった。やがて撮影した作品の一つが、サロン・ドートンヌというフランスでも由緒ある賞に入賞。
彫刻という3次元(立体)の作品を写真という2次元(平面)に変換することで新しいファインアートが生まれた。以来、ブルデル、ロダンというポスト印象派の巨匠達の彫刻を撮り続け、最後にミケランジェロの彫刻を撮影し、集大成としたのである。
*作品は無題であるため被写体の彫刻名を記している。
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